懇意にさせていただいた瀬尾可南舟先生の、かるた風扇面に百人一首が一首ずつ丁寧に書かれたものです。
裏打ちなど表装がまだされていない段階の作品です。帖に仕立てる事を予定とした感じの作品。
一枚一枚の作品とまたその全体の、空間の美が、感覚で計算されていて、かっこいいです。自在に操る小筆の穂先の動きだとか、その連綿、墨色、料紙すべて美しく、しばらく見とれてしまう作品なのです。